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無境界って?

無境界家族 (集英社文庫)無境界家族 (集英社文庫)
(2002/10/18)
森巣 博

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著者の森巣さん、出されている本の題名がなんか魅力的で気になっていました。
ただ本職がギャンブラーとか書いてありますと、私は賭け事に全く興味がないので
逡巡していたのでした。

解説を書いている永江朗氏も同じようなことをかいていますので
そう思って食わず嫌いになっている人も多いのでは?

私は先日、著者の講演会に参加したのを機に読んでみました。
講演自体は話がいろんなところに飛んでゆき
森巣氏の初心者には正直とらえどころのないものでしたが
座っている姿から発せられるなにか得体の知れないオーラに感じるものがありました。

無境界って言葉に感じるところがある人は是非読むべし。

民族や国籍なんてものは何の存在価値もなく
アイデンティなんて何を元にしてるかさっぱりわからんと。

日本では日本の特殊性を主張し
民族、文化の優秀性をいいたてる保守勢力があるが
そもそも日本なって一言で言える普遍性なんてないでしょって。

日本の特殊性を主張する人はだいたい西欧に行って挫折いたやつだといいます。
挫折したのは自分のせいではないよね?
日本そのものが特殊なせいだよね?
と責任転嫁しているだけだと。
ただの自己救済なんだと。

かく言う私も実は
けっこうこの日本人論の類の本がすきです。
海外の方とつきあうとやはり文化の違いを感じます。
それに日本は優秀だとも思いますし。

でも以前はこうした意見が
戦後タブー視されたこともあって少数派でしたから
魅力的に映りましたが
最近はなんだか謙虚さを失った根拠レスな空元気だけの保守言動が多くなり
ちょっともうおなか一杯、もういいよって気分です。

中国語でいいますと
有点儿腻了

そんなところにこの本でなんか爽快な気分であります。

ところで森巣さんはどうしてそんな思想になったのでしょうか?

まず奥さんが外人=日本人にとっての外人。=イギリス人
(森巣さんがいうにはすべての人間はすべて外人です。)

お子さんはもちろんハーフ。
森巣流にいうとダブル。

ご自身は国をまたがるギャンブラー。

今いるのはオーストラリア。
移民の国。

この国を選んだのは個人の自由に対しての国の干渉が世界で一番少ないからだとか。

奥さんはチョーインテリ。
この才女はジェンダー境界なんてないも同然。

お子さんは飛び級で博士になってしまう数学の大天才。
ダブルということで人種の境界を超えているのは当然として
天才は既存の学校制度の境界なんて軽く越えて行く。
オーストラリアは周りもそれを応援して法律無視する。

お父ちゃんはギャンブラー。
国境なんてない。

この家族、家族らしくもない
みんなばらばらに住んでて会いたいときにあつまる。
既成概念の境界も意味がない。

ルールだとか国籍だとか民族だとかジェンダーだとか、どんな意味があるの?ってかんじ。
そんな後付論理にしばられたくない。
干渉しないでくれ。
自由にさせてよって感じでしょう。

でも自由って己にとっては相当きびしいものでしょう。

それを主張して、なんの加護も受けずに
本当に自由に考えて生きていけるってそれだけですごい。
あっぱれです。
あこがれます。

そんな森巣さんが読んで世界が変わったとおっしゃるのはこの本
想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (ネットワークの社会科学シリーズ)想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (ネットワークの社会科学シリーズ)
(1997/05)
ベネディクト アンダーソン

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私がいきなり読むのはしんどそうなので
入門編として購入したのはこちら。

ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)
(2007/05/17)
梅森 直之

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以上








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心想事成

NASAより宇宙に近い町工場NASAより宇宙に近い町工場
(2009/11/05)
植松 努

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日垣隆サイエンス・サイトークで著者の植松さんがしゃべっているのにビビッと来て購入。

町工場のおっちゃんがロケットを飛ばしてしまう。
私ロケットなんか全然興味なかったんですけど
彼の言葉の力に引き寄せられました。

北海道の中小企業がロケットを飛ばす。
しかも世界に3つしかない無重力実験設備まで作っちゃう。

その経験を生かして今は全国回って
ロケット教室開いて子どもたちにおしえているんですって。

大きな夢を持つ子どもたちが大人の現実に阻まれて
夢すら持てなくなってしまうのを防ぐために。

「どうせ無理」

この言葉を廃絶したいといいます。

自信のない人は評論して他人の自信を奪う


この自信の剥奪は連鎖して
弱いひと弱いひとへと向かう。

そして一番弱い子どもが
夢を持てなくなる。
どうせ無理って。

可能性を奪ってはならない。
失敗したらそれ見たことか、じゃなくって

だったらこうしてみたら?


これを繰り返したら新しいものが創れるって。

今世の中にあるものはすべて人が作った。
だからこれからも自分でもできるんだと。

NASAのゲートにこう刻まれているそうです。
Dream can do, Reality can do

以前に中国語の先生におしえてもらった言葉があります。

心想事成


以上








不実な美女とは?

不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か (新潮文庫)
(1997/12)
米原 万里

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ロシア語通訳である故米原万里さんが通訳の苦労話をたっぷり聞かせてくれる
語学好きにはたまらない一冊。

エリツィンもほれたといわれる彼女の知性には脱帽です。
行間から知性があふれでてくる。
こんな女性をお話してみたい。

まず題名がいいですね。

不実な美女とは
発言を意訳して美しい言葉に置き換えてしまうこと。

貞淑な醜女とは
発言を逐語訳するけども母国語としてはぎこちない訳のこと。

通訳ってのは発言者がどんな状況で
何を意図して発言しているかをその瞬間をとらえて
言葉を変換しなくてはなりません。

一種の職人芸だといいます。
時は待ってくれない。
言葉やその背景を知らなければ調べることすらできない。

しかも本格的な通訳が呼ばれる場合なってのは
重要な会談だったり、大物だったりで一言もムダにできない。

「言葉でなく情報に忠実であれ」
なんていうらしいのですが
これもまた難しい。

日露漁業交渉において
漁獲量を管理するようにソ連に求められた際の失敗談があるそうです。

日本側はあるていど譲歩するつもりでいたのですが
先方主張を認める「管理」という言葉を使いたくない。

よって「管理」という言葉を回避して
遠まわしに表現していたそうです。

通訳さんはそんなことまで頭はまわらず
情報を伝えるべく、ロシア語で「管理」しますと伝えてしまったと。

するとロシア側代表がおしえてくれたそうです。
「管理」って言葉は使っちゃダメなんだよと。

一筋縄ではいきませんね。


またあるときは

学会の通訳をおおせつかった際
発言者である教授がべらべらしゃべりまくるので
わかりやすくしゃべるよう要請すると
相手側にわかってもらう必要はないと一蹴されたそうです。

要は教授にとっては発表の内容を相手に伝えることが目的でなく
その学会で発表するということ自体が目的だったという。

つまり学会で発表したという実績が欲しかっただけ。

相手国側もそんなことはお見通しで興味なさげに居眠りしてたそうです。

そんな時でも通訳は必ず借り出される。
国際学会であることのアリバイ作りのために。

通訳にきたのに伝えることが目的でないなんて
つらすぎる。

そんな苦労があったとしても
通訳の方は通訳がホントにすきだといいます。

彼らの存在なしでは
コミュニケーションが存在できないのですから
その全能感は恍惚感をも覚えてしまうのではないでしょうか。

うらやましい。

さらに語学に励みたくなりました。

通訳本ももう少し読みたくなって
米原さんのお友達の本も買ってみました。
こちらはイタリアン。
パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)パーネ・アモーレ―イタリア語通訳奮闘記 (文春文庫)
(2004/09)
田丸 公美子

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以上







コツコツやれば

どんな人にも大切な「売る力」ノートどんな人にも大切な「売る力」ノート
(2010/02/02)
津田 晃

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野村證券で最年少役員になった著者の営業ノート。

先日友人と飲んだときに
彼の会社で推薦されていたとのこと。
営業先の社長に会うための秘訣が書いてあると。

天下の野村で役員なんて
どんな恐ろしいおじさんであろうと想像しつつ
読みましたが至極真っ当な常識人。

自分でもこつこつやってきただけといいます。
でもこのこつこつをやりぬくのがすごい。

入社してすぐやめようと思ったときに
「デキが悪いんだから、コツコツと、常に人より多く、とことん努力してみよう」
とおもったといいます。

なかなか出来ないことです。
成功者がいうと迫力があります。
ドキっとします。

失敗から逃げるなだとか
クイックレスポンスだとか
当たり前なんだけどふと気がゆるむ。

プロとアマの違いは何か?
プロは見えないところで考え、準備し、勉強し、一歩先に行動しているそうです。

V9の川上さんの言葉
「球際に強くなれ!」

一流選手はバッターのデータが頭に入っている。
味方ピッチャーの調子を見ながら
打球の行方を予想し、
守備位置を微調整する。
そしてそこに球が飛んでくる。

けっしてファインプレーには見えない。
でも凄いんです。

そういえば昔サッカーやってたときは
いつも球の行方を予想してた。

今はできてるか?
うーん?

守るべきは小宮一慶氏の言うところのABCです。

A 当たり前のことを
B 馬鹿になって
C ちゃんとやる

連休明け、気持ちをあらたにがんばります。

以上

戦略はいらない!

ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)ビジネスに「戦略」なんていらない (新書y)
(2008/06)
平川 克美

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題名をみてビビッときました。

戦略戦略ってうるさすぎの世の中
目的すら忘れて戦略のための戦略になっちゃってる。

でもそれを「いらない!」って言い切る度胸がない。
それをスパっとぶった切ってくれます。

戦略っていいますと
パワポ使ってかっこよくプレゼンてな感じ。
ちょうどいいテンプレートみつけて
すぱすぱすぱっとつくっちゃう。

ひところ流行った起業家だってこんな感じ。

そこで著者はいいます。

起業家ってのは、既成の何かに従属することを最も避けたい
というマインドセットと同義だといえるのに
テンプレート使ってプレゼンってどういうこと?って

起業家ってのは
「絶えず現在を更新しながら未来を切り開く」存在だと。

でもその起業家を評価する投資家ってやつは
「未来の株価から出発して、現在の価値を決める。」

そんな投資家やらシンクタンクやらが考えたMBAプログラムなんかで
独創的な起業家は生まれるはずがないと。

企業同士の競争だってそうです。
各プレーヤーが絶対優位の戦略を選択すると
次善の策を選択するよりも互いに悪い結果を招く。

「共有地の悲劇」というそうです。

「戦略」としての「言葉」が人間の行動を誘発し
あげくに拘束し本来の目的を失わせる。

勝利したときでさえ
それが戦略に起因するともいえない。


<見えるもの>はその前提になっているものを忘れている。


勝利したときには
その戦略だけに目がいってしまい、
無数の条件を無意識に排除してしまうと。

大事なのは日常にある。

以上

お金刷って景気回復

デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)デフレと円高の何が「悪」か (光文社新書)
(2010/01/16)
上念司

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最近、デフレ退治に立ち上がろうという気運がおきています。
その仕掛け人とも言えるのが著者。

菅副総理も突然いいだすし、日銀もしぶしぶ策を打つ。

ビジネス界に身をおいていますと
デフレが悪だということは身にしみてわかります。

そして今がデフレだいうのも実感としてわかります。
でも世の中に出てくる数値はこの実感とはことなり
大した物価下落になっていないのか?
またインフレ気味に思えてしまうのか?

この本に答えがあります。

①デフレ下においても値段の上がっているものがあることに注目される。

もちろん上がるものもあれば下がるものもあります。
でも価格が上昇しているものを購入しても
その代わりに別のものを購入することをあきらめてしまえば意味がない。
金の流通量を増やさないと何かの価格が下がるんです。


②CPI(消費者物価指数)は基準年から離れるほど高めにでる。

だからインフレ気味になる。
というかインフレ気味な数値がでる。

詳しくはお読みください。

こんなことがあきらかなら
それを見込んで調整して発表すべし。

③CPIには食べ物やエネルギーを入れてはいけない。

日本の物価指標とされるコアCPIは生鮮食品は除いてあるが
食料やエネルギーが入っている。

海外では食料、エネルギーが除かれるのが一般的。
なぜって価格変動が激しいから。

なんとリーマン前になんでもかんでも値段が上がってたような気がした当時
でも生鮮食品、食料、エネルギーを除くとデフレが継続していたとのこと。
びっくりです。


日銀さん早くお金刷ってください。

でもほんとにそんなに簡単なのかな?
簡単なんです。と。

信じてやってみよう。
これだけ生産設備があまってるのに
ハイパーインフレなんておきるはずがない。


過去の日銀の動きと景気についてはこちらが秀逸です。

円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか円の支配者 - 誰が日本経済を崩壊させたのか
(2001/05/08)
リチャード A ヴェルナー

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以上







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