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八百万の神

教養としての日本宗教事件史 (河出ブックス)教養としての日本宗教事件史 (河出ブックス)
(2009/10/09)
島田 裕巳

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日本人には宗教がないといわれますが
なかかなどうして歴史を並べられると常に何かの宗教があったことがわかります。

欧米諸国が圧倒的な力で世界を制覇した近代においてすら
キリスト教化しなかったのは
日本に信仰的な空白がなかったからだと著者はいいます。

なんとなく八百万の神の存在を感じ
普通に生きている中で自分の力の及ばない運命を感じてきたんでしょう。

実際、宗教なんていう概念すらなかったといいます。
明治維新後に近代化を目指すにあたって
宗教(religion)という概念を輸入し、様々な宗教の観念を体系化していったと。

そして神仏分離や廃仏毀釈が起こっていったとのこと。
そして神道いっぽんやりで破滅の道を進んだわけです。
一つの信念にまとまってしまうと何事もそれに照らして正当化されてしまう。
寛容さがなくなり融通がきなくなりつっぱしる。
ブッシュのアメリカみたいに。

今の日本は仏教やらキリスト教やら神道と宗教的にかなり適当にやっていますが
日本にはこちらのほうがあっているような気がします。

うちの墓なんか
仏教霊園にあって天使の像が飾ってありますよ。
そこに墓参りしたとき「千の風になって」を唄ってました。
「死んでなんかいません♪」なんて
せっかく成仏したのに。

善悪の基準なんてかなりあいまいなものですし
それをきちんと決める必要もないでしょう。
その時その時でなんとなく心の拠り所になる規範があればいいんじゃないかな。

Yes or Noとか
天使か悪魔かとか
進歩的だとか未開だとか
そんな簡単じゃないでしょ。

以上



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ウソは成長する

鉄の骨鉄の骨
(2009/10/08)
池井戸 潤

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この本を読みたいなあと思っていますが
知らない著者のハードカバーを読むのもリスクが高いので
文庫で味見。

空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)空飛ぶタイヤ(上) (講談社文庫)
(2009/09/15)
池井戸 潤

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なかなかのものでした。

数年前のトラックタイヤ脱輪事故を題材とした小説。
どこまでがフィクションかがわからないくらいリアリティがありました。

日本経済のゆがみを見事に描いている。
これは一企業の一事件の話でなく
長い間の安定成長を経ていつのまにか保守化、官僚化してしまった
日本の悪いところを痛いくらいについてくる。

それを打ち破ろうとする町工場のおっちゃんの稚気のある男気を
ハラハラしながら応援しちゃいます。

財閥系自動車会社のリコール隠しが焦点ですが
ウソは成長するという言葉を思い出しました。

ウソはひとりでに成長する。
ほおっておいてもだんだん大きくなって
隠し切れなくなる。

小さなウソを糊塗するために
どんどんウソをつかなければならなない。
ウソにウソを重ねる。
そのうちにそのウソが隠せないほど大きく成長し
挙句の果てには爆発する。

日本の社会はそんなウソが多いような。


以上



整理はDesign

整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣整理HACKS!―1分でスッキリする整理のコツと習慣
(2009/06)
小山 龍介

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脚注にハッとすることばがありました。p46

「整理」を英語でなんというか?
「Design」

かっこいい。

なんか仕事ができそうな感じがします。

かっこよくやりたいとおもいつつも
いつの間にか机に書類がたまってきて
なんだかいつも何かを探してる。
これはかなりダメですね。

こんど組織がかわるのでそれを機にリフレッシュしたいものです。

社会にでて15年たちますが本にヒントをもらって
グーンと能率があがったこともしばしば。

最大のものは「超整理法」でした。
時系列に整理して古いものはどんどん捨てろ。
これは気持ちよかった。

でも昨今のデジタル時代でメールが氾濫して紙がどんどんふえてゆく。
こちらhacks本でもこうあります。

「プリントアウトは容赦なく捨てる」

容赦なくです。

ついつい残しちゃう。PCにあるのに。
あとはうまく検索できるようにしておけばよい。

これまたびっくりなのが
いくつかの場所にあるPCやmobileでファイルを同期できるサービスがあると。
sugarsync
これはぜひ活用してみたい。

でもその前に携帯はiphoneにしないとな。

ほしいんですけど。
踏み切れない。

ずっとdocomoなのでなんかもったいない。
エリアも心配。

でも最大の障壁はファミリーサービスではいっている妻。

「私の友達はみんなdocomoだから換えたくない。
だって絵文字がつかえなくなっちゃうもん。」

以上










ジャスコ化って?

東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)東京から考える―格差・郊外・ナショナリズム (NHKブックス)
(2007/01)
東 浩紀北田
暁大

商品詳細を見る


現代東京の諸相を二人の若手思想家が論じあう。

東京の東西問題やら格差問題、文化的差異など
色んな角度から興味深い話がつづきますが
どこの街もなんだか「ジャスコ化」しちゃってるといいます。

六本木ヒルズだってガーデンプレイスだって表参道ヒルズだって
ぜんぶジャスコ化していると。

最新スポットになっているが
「舞台としての文脈性をあまり問わずに、可能的来訪者のニーズを最大限に
掬い取ろうとしているから、なんともいえないパッチワーク的な空間にになってしまっている。」(p152)

突然そこにできて
なんか文化的なつながりだとか必然性なんてのはまったくない。
それにどこも同じ。

恵比寿からガーデンプレイスに行くまでに長いスカイウォークがありますが
あれはそこに着くまでの間の工場跡地的な現実の街を覆い
未来的な理想都市までショートカットできるように出来てるんですって。

地方都市の郊外が新しい街をつくるのに
地方の特色なんかまったく考慮せずにファスト風土化しているってのもいわれていますが
東京も同じ流れがでてきてるんですね。

みんな均一化してしまって
文化の多様な価値観なんてものが失われ
きれいで便利だったらいいって感じで街が開発されていく。
なんか怖い。

観光バスでビルを見に来る。
どこにいっても同じような店がはいっているのに。
豊かにみえて深みがない。

私は雑踏がすき。
古い町がすき。

ジャスコがキライ。
団地も嫌い。

そんな私は家族でシルバーウィークに古都、京都、奈良をたずねました。
泊まったのは妻の実家。
いっしょにいった娘と息子の一番の楽しみはというと、

ジャスコとスーパー銭湯。

ジャスコでポケモンのガチャガチャを買ってもらうこと。

以上






北海道開拓史の影

北海道のお客さんと商談としました。
彼は定年を前に故郷の北海道に骨をうずめるべく
出向していた会社に転籍したそうです。

彼がいわく
「北海道は閉鎖的なところがありまして
最後には北海道弁をしゃべる人しか信用されないんですよ。」

私は北海道生まれながら育ちは本州。
北海道を担当するなか、そうした気風は感じておりました。
広大な開拓地で寛容かと思いきや意外と保守的で閉鎖的。

彼がつづけていいます。
「北海道にいる人は自分から進んで出て行った人はいませんからね。
みんな追われていったんですよ。」

「私の先祖は明治時代に
和歌山に住んでいましたが台風で村が流されて人が住めなくなった。
そこでくじ引きして村の半分が北海道に開拓に渡ったんです。」

確かに明治の北海道は大変だった。
地の果ての獄〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈5〉 (ちくま文庫)地の果ての獄〈上〉―山田風太郎明治小説全集〈5〉 (ちくま文庫)
(1997/07)
山田 風太郎

商品詳細を見る


明治期の北海道にあった監獄のお話です。

本土の凶悪犯や明治政府に楯突いた政治犯は北海道の監獄に送られました。
そこで懲役しながら開拓の苦役につく。

極寒のなか道路をつくったり
炭鉱で石炭掘ったり。

懲役で更生させるなんてことよりも開拓第一。
囚人がちょっとくらい死んじゃっても構わない。

明治維新の立役者の政府高官たちもとんでもないのがいました。

この小説に登場する岩村通俊初代北海道庁長官なんかはその一人。
土佐出身。

開拓初期の当時、町に居並ぶ家々はみな茅葺屋根でありました。
これがちょっとした小火で大火事につながったそうです。

それを改善しようと励んだ岩村長官。
まったく意に従わない町民たちに嫌気がさして
町中を焼き払ってしまったそうです。
そして一から町を作り直したそうな。
これを御用火事と呼ぶそうです。

山田風太郎の明治ものは晴れ晴れしい歴史の表舞台の
影の部分をあぶりだしてくれて興味がつきません。

ともかく北海道の開拓民も本州からやってきてこんなことされたら
信用もできませんよね。

そんな歴史が続いているんでしょうか?


以上



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