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1000年忘れられた都市

GWに妻の実家から奈良散策に出かけました。

飛鳥駅を降りると
もうそこですぐに古代ロマンを感じるのです。

なんだろうかこの感覚。
古代人も同じ景色見てたんだろうとおもえる。
新緑の中をただ歩いているだけで朗らかな気持ちになってしまう。

高松塚古墳の壁画を見れば、
そこには間違いなく文化があったと理解でき
中国大陸の影響がみてとれます。
また上を見上げれば同じ星があったことがわかるのです。

でもなんでこんな奥地に都が?
渡来人はなぜここに居を定めたのか?
この本にに答えがあります。

日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)日本史の謎は「地形」で解ける (PHP文庫)
(2013/10/03)
竹村 公太郎

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この本は人生に大先輩に先日紹介してもらったものです。
著者は元国土交通省のお役人だけあってデータに裏付けのある骨太の内容です。

当時、大阪はまだ湿地帯だった。
大和川を遡ると奈良盆地にあたり、そこにも湿地湖が広がり
船で盆地のどこまでも自由に行き来できたと。

シルクロードを辿ってきた人々が生駒山麓まで船で行けたんですって。
でそこに都を構えた。
シルクロードからダイレクト。
ロマンを感じます。

ではなぜ今も変わらぬ佇まいを残すことができたか?
それは1000年放置されてきたからだと。

あたりの資源を使い尽くし都が維持できなくなり
平安遷都が行われた。
それ以降、奈良は人々の交流軸から外れ、見捨てられたと。
人口激減。

平安以降はシルクロードは淀川をとおって琵琶湖までつながり、
さらには陸路の東海道までつながる。
果ては江戸まで人々が進んで行き、都市が形成されて行くんですって。
ダイナミック。

実家は淀川鵜殿のすぐそばでしたが
早朝に散歩しながらシルクロードからつながる京都を眺めるのもいとおかし。

奈良が再発見されるのは明治に鉄道が引かれるまで待たなければなかったと。
そして1000年の間に木々が再生した。
懐かしく感じるのはそのせいですね。

忘れられてたがゆえに今頃になってもなお古墳が出てきたりするわけです。

でもたまに悪い奴がいて古墳荒らしなんかやってる。
高松塚なんて南面大きな穴が開けられ宝物が取られた。
朱雀の壁画が見事に貫通しているのです。
ストライク!


以上
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維新の裏面から今を見る

西郷隆盛伝説 (角川文庫)西郷隆盛伝説 (角川文庫)
(2010/07/24)
佐高 信

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佐高信と西郷隆盛の組み合わせが意外だったのですが
南洲翁遺訓は荘内藩士が編纂したとのことでなっとく。
戊辰の敵国荘内がなんで維新の英雄西郷の?

東北各地と西郷の関わりが濃密に語られます。
現代まで連なる恨みつらみ。
同じ東北でも会津は秋田が大嫌いなんてことはまったくの初耳。

今の震災でもそんな歴史をひきずってたりするのかな?
前復興大臣が「九州人だから東北の地名はわからん」なんていっちゃうのは
薩長にやられた東北からしてみたらとんでもない話かも。


本書では明治維新の裏面史が語られますが私が興味をもったのはニセ官軍。

西郷は江戸末期、倒幕の気運を高めるため、江戸市中を混乱させようとたくらんだ。
その主役となったのが下総出身相楽総三率いる赤報隊。

江戸市中で暴行略奪を繰り返し、豪農に押し入るなどして軍資金も調達した。
それが功を奏して治安は極度に悪化し江戸市民を不安に陥れた。

もうひとつの作戦は人口の80%をしめる農民の薩長支持を取り付けること。
ここでも相楽らが活躍。

徳川の世の中を終わらせれば年貢が半分にするぞ!

こうして農民達は一気に薩長支持に回ったそうです。

そして明治の夜明けがやってくる。
維新の英雄として讃えられる。

と思ったら大間違い。

なんと相楽らはニセ官軍として処刑されてしまった。

なんで?

年貢を半分になんてできないから。
政権打倒のためならなんでも言いますけど
年貢半減なんてはじめからできるわけがない。
そこで考えた。
年貢半減を言いまわっていた奴らは官軍ではない
民心を愚弄したニセ官軍であると。

なんかこれ、今の政治も同じだ。

子ども手当て、高校無償化、高速道路無料化。

政権とったら財源ないよって。
子ども手当てを主張してるグループがもうすぐ切られそう。

挙句は増税?

スケールはちっちゃいが同じことですね。
しかし悲しいのは江戸の農民の時代からちっとも変わってない平成の選挙民。

騙されちゃうんだよね簡単に。

愚者は経験に学ぶ
賢者は歴史に学ぶ


以上

















鉄道と天皇

「鉄学」概論―車窓から眺める日本近現代史 (新潮文庫)「鉄学」概論―車窓から眺める日本近現代史 (新潮文庫)
(2011/01/01)
原 武史

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私は鉄っちゃんではないのですがなぜかテーマに惹かれました。

車窓から眺める近現代史。

日本ほどくまなく鉄道がはりめぐらされてる国ってないんじゃないのかな。
しかもモータリゼーションの世の中じゃ
この鉄道大国日本は空前絶後かもしれません。

この鉄道をよく利用した人に歴代天皇がいます。
明治、大正、昭和と鉄道を利用して日本中を巡幸した。

著者いわく
近代日本の天皇制において臣民に天皇の姿を拝ませる
視覚的支配を目的としていたと。

自動車とちがってダイヤがしっかりしている。
船とちがって移動している最中だって臣民とせっしている。

何時何分、天皇を乗せた列車がやってくる。
降りなくたってよい。
通過するだけでありがたい。

しかも天皇が乗る御料車には運転制御表示機なるものがついており
天皇が止まりたいところで停車を指示出来たとのこと。

移動中に沿道を埋める臣民達のために
停車して手を振るなんてことも。

ありがたやありがたや。
こうして国がひとつになるわけです。

明治大正昭和と天皇が巡幸した詳細な路線図には圧倒されてしまいます。

今も天皇皇后が被災地をまわっていますが
こちらは自動車で行かれているのですかね。
被災地ピンポイントでなくその行程でも天皇の姿が拝めると更に多くの人が勇気付けられるでしょう。


さらに天皇を身近に感じられたものとして東京には都電がありました。
明治末期から昭和30年代まで東京都心の路面電車は皇居をとりまいて走っていたと。

半蔵門、桜田門と停留所を通るたび、本物の門を見ていたのです。
意識せずとも皇居に畏敬をいだきつつ。空間的にも視覚的にも。

それが全部地下鉄になっちゃった。
半蔵門も桜田門もしょっちゅう通ってますが本物は見たことない。
皇居を意識するのは地下鉄がまっすぐ進めなくて不便を感じることくらい。
以前は日本の中心が自然と意識できたのですね。

今まで感じたことのなかった皇居を意識したのは地震のとき。
揺れがあった午後、いつもはジョギングランナーくらいしかいない皇居前広場が
人であふれかえっていました。

夜は帰宅難民として霞ヶ関からぐるりと皇居をまわって九段下、飯田橋を帰っていきました。
でかかった。

歩いても歩いてもまだ皇居。
臣民達が無言で行進しておりました。

どこかに天皇を感じていたのかな。

以上



















国ってなんだ?沖縄と奄美 

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史
(2008/09/26)
佐野 眞一

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沖縄といえば悲劇のイメージがあります。
地上戦、被占領、基地負担。
善良な犠牲者。

そんな印象をひっくり返すノンフィクション。

スパイ、ヤクザ、利権、軍用地主、政治...。

人間はたくましい。
どんな逆境だってしたたかに生き抜く。

沖縄がアメリカの施政下に置かれたってのを改めて強く認識させられたのは
奄美差別の話。国ってなんなんだろうか。

奄美大島も敗戦後アメリカに統治された。
貧困に悩む奄美人は外国扱いゆえに本土に渡ることができない。
そこで大勢の島民が基地ラッシュにわく沖縄に渡ったそうです。

沖縄基地の建設は奄美の労働者に負うところが大きかったそうですが
建設が終わると用済みになったと。

1953年に沖縄に先駆けて奄美が日本に返還されると奄美人の悲劇が始まったと。

沖縄在住の奄美人は再度外国人になったのです。
自分達は何も変わらずに生活のために走っているのに政治に翻弄される。

奄美人に対し公職追放、参政権剥奪、土地所有権剥奪が行われる。
税金は取られるものの給与格差も公然と行われたそうです。

職をあぶれた奄美人は工事現場に流れるしかなかった。
さらにはヤクザ稼業に走る人も多かったとか。
戦後山口組のヒットマンは奄美出身者が多かったとのこと。

奄美出身者は一文字の姓が多いそうですが出自を隠すため姓を変えることもしばしばあったと。


悲劇の島、沖縄での差別の連鎖。
戦争は色んな影を落としています。

以上


敗戦必至の戦いになぜ?

昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)昭和16年夏の敗戦 (中公文庫)
(2010/06)
猪瀬 直樹

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先の大戦前に若手エリートたちが集められ総力戦をシミュレートした。
結果は敗戦。しかも敗戦にいたる経過も見事に一致している。
戦う前から結果が見えていた。

しかもこの結論は開戦前に当時の陸相東条英機の前で説明しているのです。

何故そんな戦いに突っ込んでいったのか。

官僚主義。

これにつきると思います。

同じ憲法のもと統帥と国務が分離していたにも関わらず
明治時代はうまくゆき、昭和に大失敗した。

二元化していた統帥と国務がいずれも
山県有朋という大人物によってコントロールされ
制度欠陥が人為的にカバーされていたと。

大人物が去り、残ったのは官吏だけとなり欠陥が表にでる。

いまでは天下の極悪人で独裁者ってイメージの東条英機でさえ
官僚組織にからめとられた力のない官吏であったと読み取れる。

陸相時に陸軍に押され、強硬開戦論者であった彼が首相に指名される。
青天の霹靂。

天皇のご意思は戦争回避。
天皇への忠誠が信条の彼は苦悶する。

しかし結局は開戦へ。
天皇すら憲法下において機関にすぎず
事実上の統帥大権は統帥部に属する。
無機質な組織体系が意思をもつ。

天皇の意思に反し、開戦を回避できなかった東条首相は
その日、自室で一人正座し、号泣したとあります。

天皇も戦争反対
独裁といわれた首相も戦争回避につとめ
さらには客観的シミュレーションすら
敗戦を予想していた。

にも関わらず戦争突入、そして敗戦。

官僚組織がばらばらに意思を持ち
思想のないまま破滅に向かって動き出してとめられない。

今でも起こりうるから恐ろしい。

以上



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