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悪党か?真の愛国者か?笹川良一伝

悪名の棺―笹川良一伝悪名の棺―笹川良一伝
(2010/10)
工藤 美代子

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火の用心!
一日一善!

子どもの頃、テレビで繰り返し流れていました。

これが日本一の悪党だ。
裏で全てを握っている。

画面の優しいおじさんとのギャップに驚いたものです。
その印象は消えることはなく笹川良一について耳にすると常に思い出しました。

この本を読んで悪い印象しかなかった笹川良一が男の中の男に見えてきた。

自分で操縦した飛行機でイタリアに降り立ち
ムッソリーニと会見してファシストと呼ばれる。

右翼の大物で軍国主義者とのイメージだが
実は山本五十六とも交流があり日米開戦反対論者だったと。

しかも大政翼賛会のむこうを張り、翼賛選挙で推薦なしで勝ちあがる。
議員一年目には当時の首相で飛ぶ鳥を落とす勢いの東条英機に対し国会で
面と向かって翼賛選挙を批判する。

敗戦後にはA級戦犯で巣鴨に入るが
実は自らそれを願っていたと。

巣鴨プリズンに入り、中から戦犯の待遇改善や裁判指南を行う目的だったとか。

意気消沈する東条英機に何度も励まし
天皇の責任を回避し、自衛戦争であったことを主張すべしと言い続けたと。

それに東条も感謝し、短歌を笹川に送ったそうです。

笹川は釈放されると戦犯救援活動に乗り出した。
当時はGHQの情報統制のなか戦犯に同情する態度を示すことは
非常に危険で憚られることだったが果敢に行った。

また戦犯の留守家族への支援活動も積極的におこなった。
彼のもとには三千通もの礼状が残っているといいます。

右翼とステレオタイプにに片付けることのできない
真の愛国者といえるでしょう。

当時の新聞にはこんなジャーナリストの一文が載せられた。

「援護釈放の家元が右翼の大立物であるために
再軍備や反共と結びつけて宣伝されるかもしれないが
それはひがみ根性というものだ。だれがやっても良いことは良いのである。」

以上


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負けるお前が何故焦る?白鵬父

相撲よ!相撲よ!
(2010/09/09)
白鵬 翔

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つい買っちゃいました。

いかにも今だ!って感じで出された本を買うのはちょっと悔しいけど
白鵬のことはやっぱり知りたい。

日本人以上に日本人的。
というか現代日本にはこんな出来た日本人はいないのでは?

相撲も正統派。

朝青龍も強かったけど。
なんか違う。

柔道とJUDOの差みたい。
青い柔道着って感じです。

そこいくと白鵬は違和感がない。

若いときから大物感がたっぷり。
それもそのはず父親はモンゴルの大横綱で国民的英雄。
王と長島をたしたような存在だとのこと。
しかも母方にはチンギスハーンの血も流れているとか。

その両親に可愛がられた五人兄弟と末っ子。
来日直前まで両親にはさまれて一緒に寝てたっていうんだから驚きです。

溺愛されたってスポイルされないとこがすごい。
お父様は相当な大人物なんでしょう。
そばにいるだけで立派になれちゃうんでしょうか。

勝負に関しても悩むと父親に相談するそうですが
不調に怪我が重なり途中休場した場所時も言葉をもらったと。

その言葉は
父親が勝負に際して残した格言でモンゴルでひろく知られているそうです。

「勝つ俺が焦っていないのに、負けるお前がなぜ焦る」



弱いやつが焦っていたらもっともっと弱くなる。
無心で当たれってことです。

凄い言葉です。
芯をついている。

でもこの言葉をもらって
そのとおりにできちゃう白鵬もすごい。

焦らずやって横綱になっちゃったわけですが
今はさらなる高みをめざしてる。

勝ちにいかない相撲をとること。

勝つために相撲をとると相撲が荒れると。
ただ勝つのではだめだと流れに任せて美しく勝つ。
これが横綱。

かっこいいな。

双葉山は「いまだ木鶏足りえず。」といったそうですが

白鵬は「木鶏」をめざしているのです。

以上



無境界って?

無境界家族 (集英社文庫)無境界家族 (集英社文庫)
(2002/10/18)
森巣 博

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著者の森巣さん、出されている本の題名がなんか魅力的で気になっていました。
ただ本職がギャンブラーとか書いてありますと、私は賭け事に全く興味がないので
逡巡していたのでした。

解説を書いている永江朗氏も同じようなことをかいていますので
そう思って食わず嫌いになっている人も多いのでは?

私は先日、著者の講演会に参加したのを機に読んでみました。
講演自体は話がいろんなところに飛んでゆき
森巣氏の初心者には正直とらえどころのないものでしたが
座っている姿から発せられるなにか得体の知れないオーラに感じるものがありました。

無境界って言葉に感じるところがある人は是非読むべし。

民族や国籍なんてものは何の存在価値もなく
アイデンティなんて何を元にしてるかさっぱりわからんと。

日本では日本の特殊性を主張し
民族、文化の優秀性をいいたてる保守勢力があるが
そもそも日本なって一言で言える普遍性なんてないでしょって。

日本の特殊性を主張する人はだいたい西欧に行って挫折いたやつだといいます。
挫折したのは自分のせいではないよね?
日本そのものが特殊なせいだよね?
と責任転嫁しているだけだと。
ただの自己救済なんだと。

かく言う私も実は
けっこうこの日本人論の類の本がすきです。
海外の方とつきあうとやはり文化の違いを感じます。
それに日本は優秀だとも思いますし。

でも以前はこうした意見が
戦後タブー視されたこともあって少数派でしたから
魅力的に映りましたが
最近はなんだか謙虚さを失った根拠レスな空元気だけの保守言動が多くなり
ちょっともうおなか一杯、もういいよって気分です。

中国語でいいますと
有点儿腻了

そんなところにこの本でなんか爽快な気分であります。

ところで森巣さんはどうしてそんな思想になったのでしょうか?

まず奥さんが外人=日本人にとっての外人。=イギリス人
(森巣さんがいうにはすべての人間はすべて外人です。)

お子さんはもちろんハーフ。
森巣流にいうとダブル。

ご自身は国をまたがるギャンブラー。

今いるのはオーストラリア。
移民の国。

この国を選んだのは個人の自由に対しての国の干渉が世界で一番少ないからだとか。

奥さんはチョーインテリ。
この才女はジェンダー境界なんてないも同然。

お子さんは飛び級で博士になってしまう数学の大天才。
ダブルということで人種の境界を超えているのは当然として
天才は既存の学校制度の境界なんて軽く越えて行く。
オーストラリアは周りもそれを応援して法律無視する。

お父ちゃんはギャンブラー。
国境なんてない。

この家族、家族らしくもない
みんなばらばらに住んでて会いたいときにあつまる。
既成概念の境界も意味がない。

ルールだとか国籍だとか民族だとかジェンダーだとか、どんな意味があるの?ってかんじ。
そんな後付論理にしばられたくない。
干渉しないでくれ。
自由にさせてよって感じでしょう。

でも自由って己にとっては相当きびしいものでしょう。

それを主張して、なんの加護も受けずに
本当に自由に考えて生きていけるってそれだけですごい。
あっぱれです。
あこがれます。

そんな森巣さんが読んで世界が変わったとおっしゃるのはこの本
想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (ネットワークの社会科学シリーズ)想像の共同体―ナショナリズムの起源と流行 (ネットワークの社会科学シリーズ)
(1997/05)
ベネディクト アンダーソン

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私がいきなり読むのはしんどそうなので
入門編として購入したのはこちら。

ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)ベネディクト・アンダーソン グローバリゼーションを語る (光文社新書)
(2007/05/17)
梅森 直之

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以上








マイケル・ジャクソンが変えた世界

新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書新しい「マイケル・ジャクソン」の教科書
(2009/09/10)
西寺 郷太

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今日、朝日新聞で売れてる本のコーナーに紹介されてました。
ただその書評ではこの本のよさが全く伝わってきません。

マイケルの大ファンによるマイケルの生涯を描ききった決定版です。

人間マイケル、天才マイケル、悩めるマイケル、黒人マイケル...。
晩年のマイケルはメディアの過剰報道で宇宙人っぽいイメージが先行していましたが
ここでは等身大のマイケルが優しい視点で見つめられいます。

マイケル追悼式でのアル・シャープトン師のスピーチが印象に残ります。

マイケルが人種差別の壁をぶち破って
世界をひとつにしたんだといいます。

スリラーのころですらMTVでは黒人のビデオはほとんど流されなかったんですって。
そのころ私は中学生でしたが黒人がMTVに出るなんて普通のことだと思い
特に意識もしないでいました。

それは「マイケル後」の世界だったんです。

We are the World も黒人と白人のバランスに相当気をつかったそうです。

そもそもアフリカを救うとはマイケル自らのルーツを救うことであることに
いまさらながらきづかされました。

マイケルはそれよりずいぶん前に兄弟とともに
アフリカを訪問したそうです。

そこでマイケルの兄は白人マネージャーに言ったと記されています。
「君たち白人が、僕たち黒人をアメリカに連れてってくれて
本当に感謝しているよ。」

嫌味なのか自虐なのか。
あまりに悲しい。

マイケルはそれを超えてゆくのです。

そして世界を一つにし
人種の壁をくずす。

そんなアメリカが初の黒人大統領を生んだ。
その直後にマイケルが死ぬ。

歴史はむごい。

この本でマイケルの再評価が進むことを期待します。

以上



明治ことはじめ

円を創った男―小説・大隈重信 (文春文庫)円を創った男―小説・大隈重信 (文春文庫)
(2009/01/09)
渡辺 房男

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今は民主党が天下をとって
なにかと明治維新にたとえられてます。

既存勢力との対決という点では似ていますが
国がいよいよ飛び立とうとする段階と
どうやって軟着陸しようかと苦悶している段階では
躍動感がまったくちがいますね。

今は何もかもある。
何をするにも既得権益者が邪魔をする。
壊すほうもおっかなびっくり。

明治の時代はなんでも創ってやれって精神です。

当たり前のことですが
日本の通貨「円」をいつか創られたわけです。

徳川幕府のもとで統治されていたとはいえ
江戸時代は幕藩政治で藩がそれぞれ経済運営してたわけです。

明治政府っていったって今結果から振り返ると
歴史の必然で着実に日本の形を変えてきたように見えますが
当時はぐちゃぐちゃだったんでしょう。

そんなか壮大なスケールを持ち
先に近代化した欧米に範を求めつつも
自らの信念をまげずに事を成し遂げた男たちがいるんですよね。

大隈もそのひとり。
江戸後期から明治初期にわたり
欧米列強が我が物が押して乗り込んできます。

芯がなければ植民地になること間違いなしのところ
ビジョンを描いて欧米と対決し、利用すべきは利用して国を創った。

イギリス公使 パークスとの対決なんて見ものです。
スノビッシュで上から目線で時には恫喝を交える。
びびる公家たちを横目に大隈はハッタリかましてガンガンやっつけます。

彼みたいなのがいなかったら政治も経済も欧米にやられまくったでしょう。
今は当時の欧米の影響力があまり語られませんが
実際は幕府も新政府も彼らの影響下にあった。

戊辰戦争だってフランスとイギリスの代理戦争だと
何処かで読みました。

明治政府=イギリスが勝ったんです。
アメリカのペリーだハリスだとよく言われますが
実際はイギリスの影響がつよかったんですね。

まあでもキチンとした通貨作って経済を立て直し
独立を保ったんです。

こうして世界へ出ていったんです。

以上























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